近所のスーパーでバイトをしている高2の娘が、ランチをおごってくれると言うので、私の仕事がお休みの日に二人で出かけた。
中華が良いねと言う事で、近い距離の中華料理屋をスマホで検索。
もわ~っとした猛暑の中、とりあえず一番近い、「安くておいしい。」と言うふれこみの店へ向かった。
途中、ラーメン屋が立ち並んでいたので、ラーメンでも良いかなと頭をよぎる。
でも、中華と決めたのだからと先へ進むとちょうどその店に入っていく汗まみれの作業着姿の二人が見えた。
一見、小さくて汚い感じの暗い店・・・。
もしかしたらおいしいのかもしれないけど、せっかくちょいましな格好をしているのにそんなところでランチなどできない。
えーっ、あそこ?
「・・・・・。」
二人は絶句したまま、そこを通り過ぎた。
これからどうする?
「駅に戻って電車で二子玉にでも行こうか。」
と、娘が、
「ここをひたすらまっすぐ行くと二子玉だよ。何度か行ったし。」と言うので、そのままひたすらまっすぐ歩いて行く。
うだるような暑さの中、ずんずん歩いて行く娘の後をとぼとぼ歩いていると、娘が、
「何か違う。こんな景色じゃなかった。」
そう言い始めた。
来る途中、道路標識に三茶の文字があったのを覚えていたので、
「じゃぁ、三茶に行こう。」と言って三茶へ向かった。
三茶で中華なら、銀座アスターだね。
エビチリがどうしても食べたいと娘が言うので、値段を見ると、単品で税抜きで2500円以上もする。
それなら、コースのランチにしようと二人、別々のランチにした。
それにしても銀座アスターって高いのねー。
ランチでもどんだけーなお値段。
しかも、超お上品な量で、味も超薄く、ちょいと食い足りなさが残る・・・。
ただ、超お上品な空間での超お上品なひとときがもたらす超お上品な気分に酔いしれることはできたので、満足、満足。
娘に感謝!
「ありがとう。ごちそうさまでした。」