水曜日, 11月 09, 2011

産業再生機構支援企業の中のとある店舗

産業再生機構から再建支援を受けている企業・・・。
要は、潰れそうだったので支援をしてもらって再建を目指している企業って事なんだけど、私もそんな企業のとある店舗で働いている。

もう、かれこれ5年近くになる。

昨日の夕方、妙に上司たちがバタバタし始めた。
もしかして・・・?

やぱりそうだった。
会長が明日店を見に来るのだと言う。

皆、売場で堂々と電話片手にディスプレイや陳列など慌ててチェックしていた。
接客などそっちのけだ。
というより、あんな感じだとお客だって話しかけられるはずもない。

そして、毎度の事だけど、会長ご来店当日、営業中だと言うのに店長初めお偉い社員たちをぞろぞろ引き連れて売場をどうどうと練り歩く。
まるで、病院の医院長が大勢の医者たちを引き連れて院内を練り歩くのにそっくりだ。

「お客さまのために。」というのがポリシーのはずだけど、お客さまそっちのけで、今度は大きな態度と大声とで、自分勝手な指摘をしまくって帰って行く。
会長に指摘を受けたら、さぁ大変。
どんなにありえない変な指摘だろうと即座にその様に変えなければならない。
まさしく、鶴の一声だ。

私は、かつて、やはり大手の百貨店やスーパーのグループ内の広告代理店にいた事がある。
その際にも会長が来るという日にたまたま私なども入店していると、朝から社員一同みんなそわそわ・・・。
ディスプレイから陳列から上司のチェックが始まり、会長好みの売場に早変わり。
会長さまが来店されるとあらかじめ決まっている音楽が流れ、みんなに緊張が走り始める。
上司はみんな何か言われないかとびくびくものだ。

これって、何か変?
会長様のお好み、売場を知らない本部の方々のお好みにしてどうするって?
その土地、その地域のお客様のお好み優先のはず・・・?
そんな事ばっかしてるから、そのどちらの企業も衰退しているわけで、もっと内部から変えなければならないのだと思うのだけど?

上司たちは口々に、「お客様」が第一と言い、パート従業員たちに負担を強いているけど、そのパートは地域の人が多く、家族も親戚もその店舗で買い物をするし、その回りにはたくさんの知り合いがいて、あっという間にいろいろな情報が口コミで広がるわけで、お客様の次にパート従業員を大切にしないと痛い目にあうのだ。

消防署から点検などに関しても言える・・・。
点検実施の日、朝から一斉に社員たちに声がかかり、バックルームや通路際のおかたずけが猛スピードで始まる。

何故、どれもこれも、来る日がバレバレなのだろう???といつも思う。
抜き打ちの意味ないじゃん!!!

当日のその瞬間まで誰にもわからないようにしとかなきゃだし、会長さまもチェックするならするで、お客さまの迷惑にならないように一人でこっそりチェックするべきだ。

消防署にしたって、なんで、行く日を知らせているのかしら?
それこそ点検の意味ないじゃん。

ここ数年、黒字にするのに必死の私の職場は、手っ取り早く人員削減、補充なしを続行中だ。
もう、みんな限界にきていて、みんながイライラ。

レジだけならそんな人数で済むだろうとも思われるけれど、接客に加え、補正・客注の承りも多いし、本部指示の売変、返品、返納、振替やら何やら雑用などが山ほどあるのだ。

ちの売場は老人も多い為、接客にかなり時間がかかる。
高齢の為、耳も遠いし、動作もかなりゆっくりだし、何と言っても会話がスムーズに成り立たない事が多い。

その上に数ヶ月前に下の階から移動してきた中間管理職社員のパワハラ、セクハラ、自分勝手な行動にみんな、パンク寸前だ。

もう、そろそろまる5年・・・。
年貢の納め時かとも思うのだけど、次の職場が決まらない事にはねー???

「○○いっぱいで、辞めさせて頂きます。」
な~んて、バンと早く言いたいなー!!!