日曜日, 6月 02, 2013

じぇじぇじぇ~~~

病院で働いていた1年と二か月の間、お昼は更衣棟の中にあるこたつのある和室で食べていた。
そこにはTVがあり、ベテランの方など特にお昼を食べながら朝ドラを観るのを楽しみにしていた。

私は昔から朝ドラを観る習慣もないし好きでもなかったけれど、観ざるを得ないのでしょうがなく観ていた感じだ。

思っていた通り、去年の朝ドラはちっとも面白くもなく、やたらと元気なヒロインと暗~いジャニーズの小柄な男子が繰り広げる世界に何も共感できないまま終わった。

「あ~ぁ、やっぱ面白くなかった。」

でも、また新たな朝ドラを観なければならないのねーっと思いつつ、新しい「あまちゃん」が始まったのだけど。
「じぇじぇじぇ~~~。」
ヒロインは初々しくかわいくさわやかで、キョンキョンや杉本哲太など、脇役がものすごく良い味出してて、音楽もコミカル・・・。

この5月に仕事を変えたので、もうあまり観られないけど、今の職場のパートさんも驚いたりした時に、
「じぇじぇじぇ~。」と言うので、
「もしかして、あまちゃん観てる?」と聞くと、
「観てる観てる。」と楽しげだ。

その和室に来るメンバーに青森出身者、岩手出身者、秋田出身者がいたけど、どの方も
「じぇじぇじぇ~なんて言わないよ。そんな言い方、聞いた事がないよ。」とおっしゃっていた。
この朝ドラの脚本家のクドウカンクロウって方は青森出身だし、ドラマの舞台は岩手だけど、岩手の一部の地域の言い方なのかしら?


キョンキョンと言えばあの時代のまさしくアイドルで、ドラマの中に出てくる松田聖子はスーパーアイドルだった。
私も聖子ちゃんカットをしていた頃もあったなー。

花の中3トリオとか言って、あるフツーの感じの三人の中学生アイドルがにわかに人気者になり、その中の一人の山口百恵が歌にドラマに映画にと超売れっ子になったかと思えば、結婚を機にあっという間に引退をして、その後、ポスト百恵が誰になるかで話題になっていた時・・・。

松田聖子が急にポンと前に出て来た事を覚えている。
松田聖子は当時ぶりっこと言われていたけれど、歌は抜群にうまかった。(演技は最悪だったけど)
そのあと、中森明菜とキョンキョンが目立ってきて、松田聖子の後を追う形だったかな。

そんなキョンキョンが、朝ドラで40代のふつうの母親役を好演している。
これまで正直言ってそんなに演技が上手だと思ったことはなかったけれど、今回とってもドラマに自然に溶け込んでいて、キョンキョンはもうアイドルじゃなくて本物の女優になったんだなーと思えたドラマだ。

あの音楽とドタバタしたコミカルさが、元気をくれる。
かったるい田舎の人間関係さえも懐かしくなってくる。

私の故郷の友人達・・・、どうしてるかなー?