「3歳と言える頃には、もう4歳!」
っていう風なサラリーマン川柳を新聞で見つけて笑ったのは、もう何年前になるだろうか・・・?
うちの息子はしゃべり始めるのがめちゃくちゃ遅くて、その川柳どおり、普通に話し始めたは、4歳になる少し前。
三歳児健診に行った時にもまだほとんど話さず、
お茶が飲みたいとか欲しい場合は、「チャ・・・。」だし、ちょうだいって言葉は、「おーだい。」だし、魚の事は、「これな。」、輪切りの唐辛子を見て、一言、「オペル。」・・・。
まさしく、4歳を直前に控えながら、単語の嵐。
身体は人一倍大きいのに・・・?
どんなに絵本を読んであげようとも聞いてるんだか聞いてないんだか・・・。
「ネコちゃんがごあいさつしてるよ。はい、おはよう~。」
「・・・・・。」(何の反応もなく・・・、トホホ。)
そんな三歳児健診で、あまりに言葉の発育が遅いからとちょうどその日に来ていたある女性の医師を紹介され、別室のプレイルームに通された時の事、いきなり我が子に、
「まるを描いてみて・・・。」と、画用紙とクレヨンを渡しながら優しく声をかけた。
息子が描いたそのまるを見て、今度は私に、
「お母様、安心して下さい。まるの描き出しと描き終わりがちゃんと結ばれてるでしょ?これなら、問題ありませんよ。少し、言葉が遅いだけですから・・・。」
この時ほど、安堵って言葉を痛感した時はなかったなぁ~。
そんな息子が今じゃ、黙れって怒ってもべらべらしゃべってばかり。
昔で言う学級委員長にも5年生の時に引き続き、6年生の後期でも立候補し、選ばれたと言うのだから、わからないものだ。
今後、もっと期待できるかな?
人よりしゃべり始めたのが遅い分、脳にだいぶ、蓄えられていたのだと、そう、願いたい。
もうすぐ、中学生。
どんな、反抗期がやってくるのか、ちと恐い・・・。
ただ、ただ、くだらない大人だけにはなって欲しくないなー。