土曜日, 6月 25, 2011

マリモ

ここ数日、超超じめじめじっとりんこ、肌はべたべた・・・。
蒸し暑~~~い!!!

今日はそれに比べてさわやかな快晴だ。

昨日は、息子の部屋と化している、もともとは夫婦の部屋だった部屋を模様替えをした。
きっかけは、ベランダに置かれていたスチール製の本棚の処分に困り、また部屋で使おうかと言う事になったからだった。
この本棚・・・、いつ買ったんだろう?
確か、私がフリーランスになったばかりの頃?だから、もう24~5年前に買ったのかな?

まだ結婚などしてはいなかったけど、今のだんなと住んでいた上目黒のマンション・・・。
愛猫のマリモもまだ元気な頃・・・。
そもそも妹が飼えなくなった猫を仕方なく引き取った。
全然なつかず、餌が欲しい時だけ猫なで声で、それ以外は凶暴だった猫・・・。
でも、顔がえらくかわいくて憎めないやつだった。

そこは、動物を飼ってはいけないマンション。
1階で、玄関前には結構広いスペースがあり、大きな高い門もあったので、夜中なら猫が出入りしても気づかれる事もなかったし、早朝に帰って来ても何の問題もなかった。

ある日の事、いつも通り夜中に出かけて、朝方帰って来たマリモが、珍しく愉快そうに飛び込んできた。
そして、はっきりと「ごろにゃ~ん。」と大きく得意げに鳴いたかと思うとくわえていた緑色の何かをそっとテーブルの横に置いた事があった。

見ると、それは緑色のかまきり・・・。

誰かに聞いた話では、そういう行動って、飼い主へのお礼なのだと言うし、「捕まえて来たよぉ~。褒めてぇ~。」ってな感じなのかな?

バブルという時代もあったし、若かった事もあるし、子供もいなかったわけで、その猫を飼っていた頃は二人とも結構リッチだったなー。
毎晩のように飲み歩いたし、鮨屋にうなぎ屋などで、案外良いものを食ってたっけ。

マリモを堂々と飼えると言うので決めたこのマンション・・・、住み始めてもう11年が経つ。
マリモが住めたのはほんの数か月だったが、マリモがいた頃は裕福だった気がする。

猫って守り神的要素があるのかな?
わがままな猫だったけど、見守ってくれてたのかもしれない。
新居を構えると誰かが必ず亡くなったりするって迷信があるけど、マリモがそれを引き受けてくれたのかな?

5歳だった息子が今は16歳、1歳だった娘が12歳、そして私達夫婦も11歳年をとった。
2LDKの狭い我が家・・・、子供が小さい頃はあまり感じなかった狭さが、二人とも大きくなって、狭さを痛感している今日この頃だ。

でも、二人が巣立っていけば、夫婦二人だけになる。
二人分のスペースとしてはちょうど良いかも。
もう少しの我慢だ。