水曜日, 3月 10, 2010

ネコ耳なのは私だけ・・・。


昨夜、久々に娘が、
「耳垢取って~。」と指で耳をほじほじしながらやって来た。
「じゃぁ、綿棒と老眼鏡と懐中電灯みたいなの持って来て。。。」と言いつつ、耳かきの準備を始めた。

耳の穴に光を当てつつ覗くとからっとした白い垢が穴の縁あたりに見える。
耳かきで取りたいところではあるけど、痛がる事が多いので今回は綿棒を使う事にしたが、くすぐったいらしくコロコロと笑ってばかり。
からっとしているので綿棒ではなかなか取りにくく、とれた!と思っても細かく砕けてしまったり。

逆に押し込んでしまうのではないかと心配したが、どうにか取り切り、なんだか、気持がすっきり。
私のようなネコ耳=べた耳のものには経験できない何やら「とれたど~!」という達成感がある。

そう言えば以前、湿性耳垢の人はもともとは縄文人だと聞いた事があり、ネットで調べてみると、なかなか興味深いものがあったので少し書いてみよう。

耳垢が湿性なのか乾性なのかってのはDNAの塩基配列の一か所の違いによるらしいけど、そもそも湿性耳垢の縄文人が居住していた日本に乾性耳垢の弥生人の多くが流入して来た事で、今では乾性型の方が日本には多いのだとか・・・。
日本での湿性耳垢人の割合はわずか16%、私はじゃあ、少数派?で、縄文人の子孫かも・・・?って事かな?

ただし、北海道と沖縄には弥生人の影響が及ばなかったとかで、今でも北海道の50%の人は湿性耳垢だと言われているんだって。

人種的にもいろいろで、湿性耳垢の割合は、北部の中国人や韓国人が4~7%(やっぱ、弥生人?)、ミクロネシア人やメラネシア人は60~70%、白人は90%、黒人に至ってはなんと99.5%だとか・・・。

湿性耳垢にはアポクリン腺というものから分泌されるものが原因となり体臭が強い傾向にあるが、その耳垢は弱酸性で殺菌剤の役割もあり、外耳道への虫の侵入を防ぐという防虫効果があるとの事。

乾性耳垢という言い方は本来はそれにあたらず、先天的に耳垢が生成されない体質で、体臭も少なく、いわゆるカラッとした耳垢は垢ではなくて耳壁の表皮や外部の埃だと言われているらしい。

我が家でネコ耳なのは、私だけ・・・。
カラカラの耳垢人のだんなや子供たちは体臭は弱いかもしれないけど、耳に虫が入るかもぞよよ~~~。