火曜日, 12月 20, 2005

あいたたた!!!

広告代理店でのディスプレイの仕事をやめてフリーになったある日の事だった。その日は、打ち合わせが入ってて、出かける前に掃除をしておこうと掃除機を持ち上げた瞬間、「ギクッ!!」、頭の先から足の先まで電気が走る様な強烈な痛みが・・・。そして、あまりの激痛にその場で全く動けなくなってしまった。早く、先方に打ち合わせを中止してもらうための電話をしなきゃ。でも、電話はというと少し先の机の上にある。狭い部屋の中だと言うのに何と電話までの距離が遠い事か・・・。ほんの少し体が動いただけで全身に激痛が走るので、少しづつ、少しづつ、ほんとに少しづつ蛇みたいに這いながら、痛みに耐えつつ、電話の置いてある机へと向かった。歩ければ何てこと無いのに。ヒーヒー言いながら、ようやく机にたどり着いたものの電話は机の上。どうしよう・・・。しばらく考えて、「そうだ!机の引き出しを階段状にして、少しづつ電話のコードを引っ張れば、電話に損傷を与えることなく、上手く床までおろせるかも・・・。」そう思いついた。実行してみるとなんなく成功。さっそく、電話をかけて、先方の担当者に打ち合わせの中止をお願いした。病院に行こうにもあまりの激痛に起き上がれず、うつぶせの寝たきり状態。あっためた方が良いのかと温シップを買ってきてもらい貼り続けたが、一向に痛みは消えず、数日間そのままの状態が続いた。最近、雑誌で見た情報では、ぎっくり腰はその直後はあっためて、その後は炎症を抑えるために冷やした方が良いとの事。どおりでなかなか治らなかったはずだ。それからというもの、腰痛が慢性化していて、子供を産んでからはますます、ひどい。
二人目を産んで一ヶ月ほどのある日、上の子を遊ばせるために近くの公園に行き、まだ首も据わっていない娘をあやすために体をゆすりながら何時間も立ちっぱなしだった時の事だった。その日はたまたま、おろしたてでゴムがきつめの靴下を履いていたのだが、夕方になった頃、ふくらはぎが妙に熱い様な感覚にとらわれて、何気なくふくらはぎを見ると、ふくらはぎの真ん中あたりにこんもりと山状に膨れ上がった血管が見えた。あわててその翌日、病院に行くと、それは、靴下のきついゴムに締め付けられて血の循環が悪くなり静脈の一部分が破裂したのだとわかった。「静脈瘤ですね。まだ手術するのはもったいないなあ。安静にしてればもうじき吸収されますから。」とあっさりと医者に言われ、塗り薬だけをもらって帰宅。そんなひどい腰痛もちの上に静脈瘤もちの私。若い頃、立ちっぱなしだったり、座りっぱなしだったり、深夜に及ぶ作業に徹夜も多くて、その上、高齢出産だもんなあ、仕方ないか。この先は、もうこれ以上悪化しない様にうまく付き合っていくしかないのよね。今のところ、普通に暮らせてるから、まだ良いとするか。