当たり前だけど、やっぱ暑い!
これこそ夏だよなぁーと思うけど、毎年毎年、うんざりする。
昨日も今日も家でごろごろ。
せっかくのお休みもどこにも行けず、ひたすらごろごろ。
仕方がないので、娘が図書館で借りて来た本を読む・・・。
角田光代さんの小説を久々に読んだ。
「ひそやかな花園」って本。
「これ、ママ、読むよね?」と娘が私の為に借りてきてくれた。
角田光代さんの小説って、一人が主人公ってわけじゃない事が多い。
登場人物のそれぞれがその時々で主役になり、自分なりの考えを展開する。
この作品もそんな感じで、父親が原因で子供が産めない母親が産んだ子供達のお話。
夏休みのある短い一定期間にそんな複数の親子が一家庭が所有する別荘に集い、楽しむが、そのうち解散となり、そこで遊んでいた子供達が大人になって、いろいろ葛藤していく。
こんな事って結構今の世の中、行われているんだろうなー。
私の知り合いにも旦那さんの方が原因で子供が作れない夫婦がいたりするから・・・。
そこまでして子供が欲しいのか、子供はあきらめて夫婦だけで生きていくのか・・・。
なかなか難しい問題だなと思う。
私など、仕事がひと段落した後、子供でも産むか~みたいなのんきな気持ちで、30代で子供を二人産んだけど、妊娠にも出産にも何の問題もなく、子供にも何の問題もなく、思えば幸せな事だったんだとつくづく思う。
小説の最後にその登場人物の一人の架空の父親に向けてのエピローグが書かれていて、仕事とかしていく中での人との出会いって、何にもないよりよっぽどすばらしい事なんじゃないかとしめくくられていた。
明日からまた始まるいや~な仕事。
そんなすてきな出会いを求めて、あと少し頑張ろう!