金曜日, 3月 04, 2016

娘の強行作戦


「いつまで寝てるの?早く起きなさい。」
数日前の朝、なかなか起きない娘にいつもの様に声をかける。

もぞもぞしながら、
「今日は学校に行きたくない。」とぼそっと答える娘に、
「何言ってるの、早く朝ご飯食べて行きなさい。遅刻するよ。」と夫婦で叱るといやいや支度をして出かけて行った。

旦那が仕事に出かけた後、足がやけに冷えるので、娘のモコモコ靴下を借りようと娘の靴下ボックスのふたを開けて、靴下をあさっていると・・・。

えっ?何これ・・・、隅っこに立てかけられたピンクの物体が目に入る。
よく見ると娘のスマホだ。
電源が切られている。

何だか、胸騒ぎ・・・。
娘のスマホがここにあるという事は娘と連絡が取れないって事・・・。

仕事から早めに帰って来た旦那にその事を伝えたが、学校に行っていなければ学校から電話が来るはずと言う。
連絡がないって事は学校に行ってるのに違いないと・・・。
私もそれに納得したのだけど・・・。

夕方になり、家電が鳴る・・・。
何となく嫌な予感。

案の定、娘の担任の先生からの電話で、嫌な予感は的中し、娘はやっぱり登校していないとの事だった。
電話を取った旦那が担任の先生に心当たりは無いかと尋ねると、陸上部に関してあるとの事。

そう言えば、少し前にも陸上部を辞めたいと言ってたっけ。
学生時代に陸上をやっていた旦那が娘に陸上の夢を託していたのだけど・・・。
娘としては親にやらされているだけで、自分はそれほどやりたくなかったって感じで・・・。

しかも娘のいる陸上部は、選手としての男の先輩が一人と女子マネージャーが三人いて、1年生の選手は娘だけ。
そりゃぁ、テンション下がるよなー。
それでももうすぐ1年が経つ。
これまでどうにか頑張って来たのに・・・。
新入生が入って来るかもしれないし・・・。

心配をよそにフツ―に6時過ぎに帰った来た娘。
図書館にいたらしい。

私は連絡もしないすっぽかしとか大っ嫌いなので、ずる休みをした事がとても許せない。
そして、中途半端も大嫌いなので、途中で部活を辞めるなどあり得ない・・・。

娘としては陸上部は辞めて、バイトを増やし、そのお金をためて美大への予備校に通いたいのだとか・・・。

私達とも陸上の顧問の先生とも話した結果、とりあえず休部と言う事で落ち着いた。

ふぅ~~~っ、ほんと、人騒がせな・・・。
もう、あり得ない・・・。