木曜日, 12月 22, 2005

昔の「西遊記」ってドラマの主題歌、覚えてる?

もうすぐ、あの懐かしい「西遊記」っていうドラマのリメーク版が始まるらしい。リメークされたのは今度が二度目?かな。でも、私にとっての西遊記といえば、やっぱり、堺まさあきが孫悟空役を演じたもの。ほんとに猿っぽくて面白かった。その頃の私は確か高校3年生。西遊記の主題歌の「ガンダーラ」が大流行してて、ものすごく印象に残ってる。
私は高校3年の時、選択科目に美術をとってたんだけど、美術イコール遊びだって考えてる先生が多くて、美術を選択するのをやめるように何度も説得された。でも、どうしても美術をとりたいと言い張って、やっとの思いで美術を選択する事ができたが、人数はたったの5~6人で非常にさびしいものだった。そんな思いをして、やっと美術が選択できたというのに、当の先生は武蔵美を目指してる一人の子にかかりっきりで、その他の私達の事はほとんどほったらかし状態。私達には、初めに簡単な挨拶をした後、「あなた達はどうぞご自由にお描き下さい。」と言ってすぐに別室で大作に挑んでいるその生徒のところへ駆けつける。まあ、そのおかげで私達は誰にも干渉されずに自由に勝手気ままに油絵を描く事ができたし、時々、学校のすぐ近くの駄菓子屋でお菓子を買いに行ったりして、学校を少々抜け出しても全くばれる事も無かったから、かなり楽しかったかな。そんなある時、その先生が、「今、ロダンという素晴らしい彫刻家の展覧会をやってるから是非あなた達に見せたいから。」と言って、先生の自腹で、しかも学校には内緒で、先生と私達とでこっそり美術の時間に抜け出した事があった。絵は好きだったけど彫刻なんて全く興味のない私だったが、その素晴らしさにはびっくり仰天。特に「接吻」と言う作品には鳥肌が立つほどの感動を覚えた記憶がある。
ところで、西遊記に戻るが、何故、「ガンダーラ」という主題歌に今だに強い印象を持ってるかというと、その美術の先生が、当時、足首ほど長い私達のスカートを見る度にいつも、ガンダーラのメロディーにのせて、「ずんだーれ♪、ずんだーれ♪・・・。」と口ずさんでいたからである。”ずんだれ”っていうのは、私の故郷の方言で、だらしがないと言う様な意味。それがものすごく印象に残ってて、今でも「ガンダーラ♪、ガンダーラ♪~~~。」って聞くと、必ず、「ずんだーれ♪、ずんだーれ♪・・・。」という歌詞が頭をよぎるのだった。
今度の新しい「西遊記」、面白いかなあ~?すご~く、楽しみにしているのだ!