火曜日, 11月 24, 2015

接客英会話、難いなー!

早朝走っていて、今年はやけに夜が明けるのが遅い気がする。
去年までは、この11月はまだ行きは暗くても帰りは白々と明けて来て明るくなってたものだけど・・・。
行きも帰りも暗いままなのが12月に入ってからだとずっと認識していたのに、今年はもう帰りも真っ暗だ。

近頃は日本語が上手い外国人が多いので職場でなかなか英会話が練習できない中、久々に英語しか話せなさそうな御婦人がご来店。
先に新人さんが接客していて、
「アナザーワン?」と聞いていたけれど、なかなか通じてない様子で私に助けを求めて来た。

手に持ったニットのベストを指さしながら、何度も同じ短い言葉を連呼している。
「チン。」と聞こえる。
チン・・・?
チンってなぁにぃ~?
チンねぇ・・・。

しばらくして、あっ・・・、もしかして、ティン?
舌を噛んだままTHを発音するやつ・・・。
それで正解なら、細いって言う意味・・・。

次に、「ディッファレント スタイル。」とか言い始めたので、
「これよりもっと細いベスト、他に何か無いの?」って言ってるのかなー?と思ったものの、
あまりにチンと言う言葉にとらわれすぎたものだから、次の英語が出てこない。
どれも同じようなサイズだとかそれより細いのは無いとか言いたいけれど、咄嗟に英語が思いつかない。
「セイム・・・。」としか出てこない。

もろに若返り整形をしている浅黒いアジア系の初老のご婦人なのだけど、やけに高飛車な目線と態度・・・。
その日の従業員は私と入ったばかりの新人さんだけだから、その客につきあってたらレジが御留守になってしまう。

その御婦人が、無表情な顔で私に、
「英語がわかる者はいないのか?」と言い始めたので、
大きく顔をタテに頷くと、あきらめた様子で、その場から居なくなった。

しばらくして、お会計に現れたその御婦人の手に握られていたのは、ベストはベストでも起毛になってる肌着の白いベストだった。
肌着?そんなんで良かったの???
ニットのベストを探してたわけじゃなかったのかなー?

「アー ユー ルッキング フォー パーティキュラー?」と聞けば良かったのかな―?

日本語で浮かんだ言葉を英語に変換しようとするのだけど、今一うまい言い方が思いつかない。
聞かれた事に即座に返答しなければならないから余計にあせっちゃう。

後になって、あー言えば良かった、こー言えば良かったと思ってばかり・・・。

接客英会話、もっと簡単で適切な短い言葉を覚えなきゃなー。