火曜日, 10月 16, 2007

ホテル ルワンダ


あれはいつだったかなー?
若い頃、何となく映画が見たくて、ふらりと渋谷の小映画館に入り、観たのが、「遠い夜明け。」って映画・・・。
南アフリカのアパルトヘイトに関する映画で、それまで全く知りえない様な内容の映画だった。
白人に支配される黒人達・・・。
でも、白人の中にも良い人もいたりして・・・。
映画館を出る頃、私はその映画を一人で観た事をすご~く後悔した。
何故って、その興奮を一人で消化しなきゃならない事、この感激を誰とも分かち合えない事を・・・。
そして、その中での勇敢なピコなる青年・・・。
勇敢な人って、勇敢でほんとかっこいいんだけど、勇敢がゆえに短命だったりするのよね。
もう、とっくに亡くなったけれど、今まで全く戦争の話などしなかったおじが、
「勇敢な人はみんなあっという間に死んだ。自分は死にたくなくて隠れて隠れて、臆病者だったからこそ、中国から無事生還し、今こうして幸せに生きていられる。」って語った事があった。
決して多くを語らなかったおじが、死が近い頃、そう語った事が、今でも偲ばれる。
そして、久々にそれと似た感情を抱く映画を観る事ができた。
夫が借りてきたDVD。
「ホテル ルワンダ」と聞いて、
「重くない、この映画。」と、いぶかしげに観始めたが・・・。
同じ民族・・・?、でも違う民族・・・?なのか、内乱?内戦?
いつまでも続く同じ民族同士の戦い。
貧困と白人を真似た裕福な生活。
国連って・・・?難民・・・?
人種差別?逆差別?
いろいろな問題を含んだお話。
重すぎもせず、軽すぎもせず、さらっと描いたいろんな問題を含んだ映画にとても感激&自分に反省。
エンディングソングでは、アメリカはアメリカ合衆国になったけど、アフリカはいつまでたってもアフリカ合衆国にはなれないなんていうくだりがあるけど、もめてばかりじゃね・・・。
平和ってのが、どんだえけ~、幸せな事か・・・。
このまま、平和な日本でありますよ=に♪
そう願ってやまないのでした。