金曜日, 3月 25, 2011

余震、節電、風評

東京はここ数日は大きな余震はないものの、福島や千葉などでは震度5くらいの余震がまだ続いている。

ACのCMだけが流され続ける状況に良い加減にしろーと超うんざりだったが、ようやく他のCMも増えてきて、少しホッとしている。
もっと、企業には夢のある、元気の出る、希望のある新たなCMで、被災者を応援して欲しいと私は思う。

東京電力が節電を呼び掛け、計画停電も実施されている中、私の職場である大手スーパーでもかなりの節電をやっているわけだが、それでもまだ暗くしろ、節電に励めと店長あてにクレームのメールなどが届くと言う。

お年寄りのお客の多い売場では暗くて、色がわからない、値段が見えない、レジの場所がわからないなどとクレームもあり、暗くし過ぎればそれで良いのか・・・、疑問が残る。

数日前に放射能汚染の問題で、水道水を乳児に与えるなという発表を東京都が行って以来、パンやお米、トイレットペーパーなどの買い占めに続き、今度はミネラルウォーターの買い占めに走る人々・・・。

ミルクだけを主食としている乳児に限って・・・と言っているのに、幼児の離乳食にも、大人にも・・・とミネラルウォーターを買いあさる。

ミネラルウォーターの多くは硬水で、ミルクにするには軟水でないと適さず、下痢を引き起こすという事も言われているわけで、乳児になんでもかんでもミネラルウォータを与えるのもどうなのか・・・とも思う。

多分、乳児には母乳が一番良いのでは・・・?

日本人は略奪はしないけれど、自分もしくは、自分の子や自分の孫にだけ良ければ・・・、自分さえ良ければという買いあさりははなはだしい。

かつてのオイルショックで、デマにまどわされた国民がトイレットペーパーを買いあさったりしたが、昔も今もなんら変わらない。
本数制限しても、子供を何人も並ばせたり、親戚に送るとかなどと見え透いたうそを言う図々しい人も多いらしく、売る側も辟易としているばかりだ。

計画停電も格差がひどい。
我が住まい地域では一度も停電になる事もなく、東電のネット上に載ってさえもいない。

どうも大使館や大きな重要施設がある地域では行われる事はないとの事だ。

我が地域には、大使館も多く、有名な政治家もいて、大病院もあり、東電の大規模な社宅や関連会社もあり、おそらくこの先も停電になる事はないだろう。
嬉しいと言えば嬉しいけれど、何となく後ろめたい気もする。

そもそも一番悪いのは東電なのだ。
地震だけが本当に原因なのか・・・?

つい最近も現場で作業していた作業員の方が被爆した。
現場で働いている方々は全て東電の社員ではなく、子会社や孫請け会社の従業員との事で、東電社員は本部やらで指示するばかりの様だし、東電の社員と違い保障などほとんどないとも言われている。

この期に及んで、電力料をまた値上げすると言っている東電・・・。
どういう神経なのかしら?

この一連の放射能漏れがなければ、もっと復興も早まっただろうし、野菜、魚、牛乳、水などの放射能汚染もなかったわけで、それによる被害をみなさんが被る事もなかったし、個人的に言えば、旦那の仕事である撮影業界についてまでも節電しろ、撮影などしている場合かなどと言うクレームに仕事はキャンセル続き・・・。
我が家の収入も悲惨になる一方だ。
どうしてくれるんだぁー。

そんな事ばかり言っていると日本経済はほんとにほんとに悲惨な事になるのだ。
昨日、たまたまつけたBSの番組で、ある俳優がこんな事を言っていた。
「義援金を何十億、何百億といくら集めようとも被災地の復興には何十兆円もかかるわけで、節約しろと何でもかんでもヒステリックに言っていると日本.経済が駄目になってしまう。被災していない国民が一生懸命働いてこそ、復興の足がかりになるのだ。」

東電には実はたいして節電しなくても供給する電力は十分あるらしいとのうわさもある。






yoshinn