昨日の午前中、美術館で個展抽選会の順番待ちに並んでた時、美術関係の雑貨などを売ってる売店をふと見ると見覚えのある男性が・・・。
え~っと、確か、あのお方は・・・?
そう、そう、今からちょうど20年前、フリーランスになりたての頃、仕事を探すのにとりあえず、下手な鉄砲も数打ちゃぁ当たるな~んて事で、100通くらいダイレクトメール出して(数社から問い合わせがあったんだけど)、実際に逢ってくれて仕事をくれたあのデザイン会社の部長だ・・・。
どこの馬の骨かもわからないのに出身地が同じだという事、私が通学してた高校がその部長のご自宅のご近所だという事だけで、すぐにお仕事をくれて、その後も数年フリーランスとして使ってくれた。
かなりギャラもよくて、仕事はハードだったけれどほんとにあの頃は勉強にもなったし、お金にもなって、とっても助かったのなんの。
列から外れて「お久しぶりです。」なんて声をかけようとも思ったが、列を外れたらまた最後部から並ぶのかと思うと気が引けて、「こっち向かないかな?」とか、「私のことなんて覚えてないか・・・。」とか、いろいろ思い巡らしてるうちに気がつくともうそこにはいなくなってた。
それにしてもほんと、あの頃と何もお変わりがなくてびっくり・・・。
体系も髪型も雰囲気も。
私なんてこんなにおばさんになっちゃってるって言うのに・・・。
年齢は知らなかったけど、あの頃40歳くらいだとしたらもう60歳?
いやぁー、どう見てもそんな年には見えなかった。
って事は30代だったのかなー?
今もあの会社にいるのかしら?
普段着だったし、手ぶらだったからあの辺に住んでるのかなー?
いろんな事が頭いっぱいに広がる。
懐かしいなー、あの頃。
原宿の事務所で、敏腕の美女&イケメンデザイナーの方々と一緒にお仕事させてもらったり、デザイナーの方々主催のパーティーにも毎年、呼んで頂いたりして、とっても楽しかった。
この広い東京で、そんなかつての知り合いにばったり出会うなんて、ほんとに奇跡に近い事。
きっと、もう二度と逢う事はないんだろうなぁ。。。
やっぱ、思い切って声をかけてみれば良かったぁぁぁー!
後悔、後悔。。。