木曜日, 12月 15, 2005

越冬型?

11月の割には天気も良くて暖かい日が続いていたので、ベランダに干していた布団を夕方になってとり込んだ時の事だった。床に何かがポロリと落ちた気がして、床に目をやると床の上をウニョウニョと這うものが・・・。子供たちがかわいいから飼いたいとうるさいので、あまり気乗りしなかったが、飼う事にした。蛾でない事を祈りつつ何の幼虫なのかを図鑑で調べてみるとそれはどうもモンシロチョウの幼虫らしい。その翌日、ベランダでまたまた幼虫を発見したが、虫かごは娘が幼稚園に持って行ってなかったので、とりあえず紙コップに確保。幼虫は二匹となった。幼稚園に持参した幼虫だが、な、な、なんと幼稚園に置いている間にさなぎに変化したらしく、先生方も目をぱちくり。朝までは緑色の幼虫だったのに・・・。帰宅後、その虫かごに新たに確保した幼虫を移し変え、観察していると、さなぎの上に幼虫がのっかって離れようとしない。そして、全く動かなかったさなぎが嫌がっているかの様に急にしっぽの方をプルプルと震わせはじめ、でっかいうんちを一粒ポロッと出して、また急に動かなくなった。そのまた翌日の早朝には、そのさなぎの中から羽らしきものが出て来て、あっという間にツルッと蝶が姿を現し、数時間後、じっとしたまま動かなかった蝶は、ようやく羽をばたつかせて完璧な美しいモンシロチョウとなった。てっきり、もう一匹の方も一日遅れで蝶に変身するかと思いきや今だにさなぎのままだ。以前、図書館で調べてみたが、蝶のさなぎには、緑がかったもの、茶褐色ぽいもの、オレンジっぽいものの三種類があるらしく、オレンジがかったものだけが越冬するらしい。うちの虫かごに今だにへばりついているさなぎは、茶色っぽく見えるんだけど変身しないって事は越冬型のさなぎなのかしら。来春、また、生まれたての初々しい蝶が見られると思うと楽しみである!