木曜日, 4月 02, 2009

タクシーと激突なのだー、事故はもう、たくさん!!!

いやぁー、参った、参った。。。
やっぱり、人間、長く生きてるといろいろあるわけで・・・。

先週の金曜日の事・・・。
「今日も元気に走るぞー!」と意気揚々出掛けたその矢先・・・。

いつもなら6時を少し過ぎた頃はもうすっかり暗くなっているのだけど、日が長くなったのか、その日はまだ明るく、暗くなってからにしようかと迷いながらも、まっ、良いかっ~なんて軽い気持ちで家を出た。

マンションの出入り口から出て、敷地内から狭い道路を渡ろうとすると進行方向右脇に運送会社の車が止まっており、一緒にエレベーターを降りた若いお兄ちゃんがその車にちょうど乗り込もうとしていたその姿を見ながら、運送車の向こう側を見やり、自分では安全確認したつもりで、覗き込みつつ一歩踏み出そうとしたその瞬間・・・。
ド、ド、ド~~~ッッッって感じで、どでかい金属の塊のようなものが私に向かって襲い掛かかってきた。。。
とっさに、
「まずいっ。顔だけは・・・。」なんて案外冷静に頭の中で考えながら、のけぞりつつ、手をついたかと思ったら飛ばされて、両膝を地面に思いっきり打ち付けてどしんとうつぶせに倒れた。

ぶつかってきた車が倒れてた私の少し先に止まり、どうやらその車がタクシーである事に気付いた。

そのタクシーの運転手は私をよそにしばらくの間、乗せていたお客さんと何やらやり取りをしている。
その後、ピンクのセーターを着た中年女性客が降りたかと思うと私をちらりと見ることもなく、
「大丈夫ですか?」なんて言葉もなく、すたすたと去って行く・・・。
「えーっ、一言もないの?」

倒れたまま二人の会話を聞きながら、そのお客の後姿をぼんやりと見つめながら、ポケットの中にしまっていた携帯電話を取り出して、何度か掛け方を間違えながら、だんなに電話をかけた私。
そして、
「何かぁ~?」とおどけた風にたずねるだんなの声が聞こえてきて、
車にぶつかった・・・。」とぶっきらぼうに話す私に、驚いた様子で、
「どこで?」とたずねるだんな。
「すぐ近く、ベランダから見てみて・・・。」と低い小さな声で話しながら、我が家のベランダを見ていると、
すぐに息子とだんなの姿が現れた。

敷地を超えたばかりの所・・・、道路の白線との間の狭いスペースにへたり込んでいる私に
「どうしたの?ママ~。」とふざけた口調で呼びかける息子と
「はぁ~?」という感じで困惑気味のだんながそこにいた。

だんなが駆けつけてくる間に私が起き上がったのを見計らったかの様に車から降りてきた運転手が、
「あなたが、悪いよね。飛び出してきたよね。乗せてたお客さんが怖い怖いって言って降りたじゃない?」などと、矢継ぎ早にまくしたてる。
「す・み・ま・せ・・・。」と小さく言いかけて、右側のあごの辺りがやけにひりひりする事に気付き、押さえた手についた血を見て、どうやらあごのあたりに怪我をしている様だと悟った。
やけにあごの傷が痛む。。。

自宅から目と鼻の先の事故現場にすぐにだんなが駆けつけ、どうしたのかと私にたずねながら、
「血が出てる・・・、切れてるジャン。」と言いながら、私に傷口を押さえる様にとティッシュを差し出した。
ふと運転手を見ると、自分の会社に電話をして、事故を起こした事を告げている様だった。
会社の指示があったのかどうかはわからないが、車をなぜか前方に移動し、だんなにおもむろに札束を渡そうとする。

「警察呼んで、警察。」とだんなが運転手に促し、運転手は仕方なさそうに警察に通報した。
ほどなく、警察官がパトカーで現れ、その運転手から事情を聞いたり検分を初め、一方の私は簡単に話しを聞かれた後、救急車に誘導され、病院へと向かった。

すぐ近くの大きな病院に搬送されると~すぐに傷や打撲の度合いや骨折などしていないかなどのチェック~各部のレントゲン~脳外科による傷の縫合~整形外科の診断etc.~会計~。
すべてが終了し、だんなととぼとぼと徒歩で帰宅し、ほっとしていると、
「こちらの手違いで診断書をお渡しするのを忘れましたので、次回受診された時にお渡しします。」との病院からの電話があり、その日のうちに診断書を持って、警察に行かなければならなかったはずが・・・。

そして、何度、警察の捜査係に電話しても事故多発らしく担当者はいつまでも不在で、結局、警察への電話は翌日に回す事になり・・・。
翌日の早朝、相手側の事故担当者の電話のベルで起こされ、結局、相手側の保険で、治療費や仕事の休業補償などをまかなう事にした。

診断書を警察に出せば、人身事故扱いとなり、運転手もその会社もおそらく処罰されるのだろう。
でも、警察でねほりはほりと私も調書をとられるのも面倒だし・・・、事故を起こした運転手も動転していたのだろうし・・・、お互いあの運送車が停まっていなければこんな事故にはならなかったのだろうし・・・、運転手にも家族があるのだろうし・・・、相手側の会社の事故担当者も低姿勢だったし・・・、な~んてほんと夫婦であれこれいろいろ考えて出した結論だった。

その後、警察の捜査担当者からの電話で、
「人身事故扱いにしないのなら、それはそれであなた方の判断でしょうから、物件事故扱いにしますけど、後から、やっぱり相手の対応が悪いから人身事故扱いにしてくれと言ってきても受け付けませんよ。くれぐれもトラブルに巻き込まれない様、気をつけて下さい。」と不機嫌そうに言われ、少し動揺。。。

どっちが良かったのか?

でも、病院側の手違いがなく診断書が治療後にすんなり渡されていたら・・・、警察の捜査担当者とすぐに連絡が取れていたら・・・、たぶん、おそらく、その日のうちに警察署に診断書を持参していただろうし、そして調書も取られて、人身事故が成立していたに違いない。
その翌日も警察からの連絡の方が早ければ、そうなっていたのだろうけど・・・。

事故の三日後、形成外科に赴き、傷口を見てもらい、さらにその三日後に抜糸する事が決まった。
当初は1センチちょっととか言ってた傷だったが、どうやら2センチはあるらしい。
コンタクトレンズなのか本物のお目目なのか、やけに茶色い瞳の若い女医が、
「傷は残ります。」などと説明しながら、私の縫合された傷を見て、
「上手に縫合されていますね。」と冷静に告げた。
意外だったけど、あのにやけた感じの脳外科の先生は案外、縫いかたが上手だったのねー。

そして、今日、仕事場へ行くと、みんなが心配してくれていて、思ってたほどひどい状態ではなかった事にみんながホットしてくれていて、私もすごくほっとした気分だった。

つくづく、仕事してて良かったー&心配してくれる仕事仲間がいる事にとっても感謝したのだった。

あー、もう、事故はたくさん!!!
くわばら、くわばら、なのだぁー。。。。。

でも、これに懲りずにがんばってランニング続けて、スリムなおばさんを目指すのジャー!!!