水曜日, 8月 19, 2009

浅草ショック!

ようやく東京も夏らしくなった。
ずっと、じっとり~もわぁ~~っと蒸し暑かった早朝も今はとっても爽やかに涼しくて、すがすがしい朝を迎えている。
「これ、これ、夏の朝はこんな感じじゃなくっちゃ・・・。」からっとして少しひんやりした早朝にセミが鳴いている。

でも、あまりに長く梅雨みたいなお天気が続いたから、結局、今年は海に行けずじまい。(行きたかったなぁ~=来年こそは7月中に行くべしなのだ)
そして、気づけば、もう8月後半・・・。(早いな~、もうすぐ、秋か・・・。)

16日の日曜日、お盆だからすいてるかもとお台場の巨大ガンダムを見に出かけた。
着くなり、駐車場待ちの渋滞・・・、相変わらずの人、人、人・・・。先週も寄ってはみたもののあまりの人の多さにげんなりで、素通りしたんだけど。
今回もやっぱり断念し、じゃー、どこに行こうか・・・と始まり・・・。

「自由が丘、下北沢、三茶、渋谷はさんざんいつも行ってるし、たまには銀座?原宿?青山?新宿?それとも最近郊外のあちこちにできてるショッピングモール?どこにする??」

遠出は渋滞に巻き込まれるから無理って事で、結局、お台場からあまり遠くないあたりのショッピングモールに寄ってみる事になり、とりあえずSUNAMOってとこに行く事にした。

そこで昼食をとり、雑貨類を購入したり、駄菓子を買ったりしてもまだ2時にもならず、
「次は、どこに行くの?」と子供達が不満げに言うので、
息子も行きたいって行ってたし、
「久々に浅草にでも行ってみるかー。」って事になった。
そんな浅草は、お盆だというのに!っていうか、お盆だから?っていうか、外国人も多く超混雑していた。

さっそく浅草寺へと向かい、あの有名な超でっかい真っ赤な提灯の下を通り、お賽銭をあげたりしたりしながら、息子が前から行きたい行きたいと言っていた仲見世通りでおみやげ物をあれこれ物色しながら、散策。
その後、脇道に入り、ロック座とかある通りを何気に通り抜けようとした時、中2の息子が、
「僕、浅草が嫌いになった。あの人たち何?なんで、昼真っから飲んだくれて、地べたに寝てるの?もう二度と来ない・・・。浅草に幻滅した。」と顔を背けながらぼそぼそと言った。
「はぁ?」(あんなに浅草に行きたいといってたくせに・・・。)

「あのね、あんたが住んでる界隈、世田谷区とか目黒区、特にうちらが住んでる辺はいわゆる高級住宅街なわけ。静かで、お上品な方も多いからだけど、この広い東京はそんなところばかりじゃないよ。あれが下町だし、東京にも裏と表があって、お金持ちもいれば、そうじゃない人たちもたくさんいるし、怪しい人たちもいっぱいいるし、あんただって、いつかああなるかもしれないよ。」
「絶対にならない!」
「そんなのわからないじゃん。ホームレスの人の中にも元東大だとか元教授とか高学歴の人もいたりするんだし、わかんないよぉー、そればっかしは。。。まぁ、とにかく、社会人になったら、人間関係というかコミュニケーション力が一番大事かもね。」
「・・・・・。」

もう帰るというので、浅草を離れ、上野を通り、「時代屋」へ寄って帰ることに・・・。
歴史おたくの息子は「時代屋」で大好きな歴史グッズを眺め、歴史本を買い、会員カードを作って、ご満悦。
浅草ショックから無事ご機嫌回復となったようだった。
今回の浅草での経験は、息子にとって、ちょっとした社会勉強になったかも?
ほんとに、この東京には、いろんな人がいるのよね。