水曜日, 10月 13, 2010

難儀やなー!!!


少し前に亡くなった元同僚の方、お孫さんも何人かいるくらいだから、お若く見えても50代半ばくらいかと思いきや、お亡くなりになってわかった年齢は、50歳と2カ月・・・。
若くして夫が消息不明になり、女手一つで3人のお子さんを育てて来た方だったとの事。

もともとはある大手スーパーの食品レジを早番でこなし、そこを終えて遅番でうちの職場での接客販売業をこなしてフルに働いていたらしいし、体を悪くし退院した後でもうちの職場の仕事を早番に変えて、夜は居酒屋で働いていたと言うからほんとに働きものだった。

そして、心配していたもう一人の同僚・・・、つい先日亡くなられた。
3月末に入院し、約半年・・・、進行がかなり速かったらしく、あっという間だった・・・。

聞けば、以前にも癌をわずらった事があるというから、今回は再発・・・。
あれだけみんなに病院に行けと言われても行かなかったのは、もう本人は覚悟していたのかもしれない。

お通夜に行くと息子さんの学校の大勢の同級生たちでごった返していたのとはうらはらに、お身内の少ない事・・・。
喪主席に中学生と高校生の息子さんたちが二人ともう一人の男性(旦那さんかしら?)が座っていて、後ろの席とそのまた後ろの席に数人が座っているだけだった。

小柄だったし、私みたいにしわしわではなかったから、私よりずっとお若いのかと思っていたけど、私と同じ年だったようだ。
なんて、短い人生・・・。
まだ中学生と高校生の息子を残したままだなんて・・・。
喪主席にいた男性・・・、旦那さんかと思っていたが、同じ部署の方からお兄さんなのだと聞かされた。
数年前に離婚していたと言うからこれまたびっくりだった。

確か、上のお子さんは私立高校生・・・、下のお子さんも私立に入れたいと言っていたからよほどリッチなのだ思っていたのだけれど・・・。
いくらうちの職場でフルに働いてもたいした収入にはならない・・・。
別れた旦那さんに養育費をもらっていたのだろうか・・・?
それともお兄さんに援助してもらていたのか・・・?

だからあれほどぎりぎりまで働こうとしていたのだと思うととてもやりきれない。

私は部署が違ったので、お昼の休憩の時と更衣室のロッカーが同じ列だった事もあり、帰りにお話をするぐらいで、仕事での関わりはなかったから、私的にはとても楽しい人だと思っていたが、同じ部署の方々に聞くと仕事上では全くそうではなかったらしい。
人ってほんとわからない・・・。

死ぬと言う事・・・、
記憶が全くなくなると言う事・・・、目覚める事のない暗黒の闇・・・、何ももう感じない無という世界・・・。
考えるとほんとに恐ろしい・・・。

同僚が、
「でも、誰かの記憶の中で生きてれば良いと思うよ。」と言ったけれど・・・。

どうあがいても今まで生きてきた年数分はもう絶対に生きられない。
あと何十年生きられるかなー?
今まで何をしてきたんだろう。
大切な人生なのに何だかあまり有意義に生きてこなかったかもなぁ・・・。
これから、この年で何かできるだろうか?

残りの人生で何か最高のサプライズがあると良いなー!

あるわけないかっ!
ほとんどの人が大した事も何もなくこの世からいなくなり、どこからか新しい命が生まれ、入れ替わっているわけかー。
生きてきたら必ず死ぬのかー。

考えれば考えるほど、難儀やなー!!!