金曜日, 7月 05, 2013

日本人で良かったっす。

今年の梅雨はいつもより涼しい気がする。
じめっとはしているけど・・・。

梅雨明けしたら、またあのミンミンゼミの季節。
若い頃はただただ夏が来たんだなーと言う程度だったけれど、年をとってくるとそのセミの声に圧倒され、そして励まされる。
うるさくて耳をつんざく様なセミの声が自分たちも必死で生きているんだと主張している様で、自分も頑張んなきゃと思わせてくれる・・・。

ぎらぎらとした太陽の下でムンムンとむせかえるような暑さの中、汗だくになりながら過ごす夏。
毎年そんな夏にうんざりするけれど、夏が終わるととても寂しくなる。

私の大好きなさわやかな秋はこの頃あまり感じられないのがちょっと残念。
残暑のまま秋になり、ようやく涼しくなったかなーと思うといきなり冬になっちゃう感じだ。

そうして寒い寒い冬になり、また春を待つ。

春や秋は短いけれど、夏も冬もあって、四季のある日本ってやっぱり素晴らしいと近頃つくづく思う。
その季節季節で、観られる植物も生き物も色々だし、日本人の衣類から過ごし方も色々で、風景も何もかも移り変わる。

日本人って、考える事がいっぱいあるから、誰もが常に脳と神経をいっぱい使ってる。

文字だけでもひらがな、カタカナ、漢字があるし、ローマ字とか和製英語とか絵文字とかたくさんの文字とを組み合わせて、縦に書いたり横に書いたり・・・。

洋服だって靴だって寝具に至っても季節に合わせなければならず、建築物だって、夏は涼しく冬は暖かくなければならいわけで・・・、ほんと日本って大変だ。

だから海外の方に比べて日本人がやせているのは、そんな神経も脳も常に使っているからかしら?

渋谷のスクランブル交差点を歩いている時いつも思う。
青信号になって大勢の人々が早歩きで一斉に歩き始めても誰ひとりとしてぶつかったりすることがないって事。
するするとうまい具合にすり抜ける人、咄嗟に肩をよけたりすぼめたりして、すれ違う人をうまくかわして行く人・・・。

体も機敏なんだなー、日本人って・・・。


先日、娘と映画館に行った時の事。
映画が終わって出る時に同じ並びにいた外国人の男性の席だけに飲み物のゴミが放置され、席の床にマクドナルドの紙袋が無造作に捨てられていた。
それ以外の日本人はみんなゴミを手に持ったまま出入り口を出て、出入り口付近に立つ従業員の誘導で用意された大きなゴミ箱へ順番に入れていく。

思わず娘と、
「今の見た?あの外人の席。ゴミをそのままにしてた。やっぱ、外人だねー。」と思わず顔を見合わせた。

やっぱ、日本人で良かったなー。